水素エンジントラックの重要な見えない部品 – すべり軸受

2023年6月27日に富山県で開催された水素エンジンを搭載したトラックの実証走行出発式は、エコカーの新時代を予感させるものでした。このトラックには、大同メタル工業株式会社のすべり軸受が重要な部品として使用されています。

■水素エンジントラックについて

この水素エンジントラックは、株式会社フラットフィールド、東京都市大学、トナミ運輸株式会社、北酸株式会社、株式会社早稲田大学アカデミックソリューションが提案した「既販中型重量車の水素エンジン化事業性検証プロジェクト」が、環境省の2021年度「水素内燃機関活用による重量車等脱炭素化実証事業」に採択され、2021年8月より共同研究を進めてこられたものです。

■「既販中型重量車の水素エンジン化事業性検証プロジェクト」について

本プロジェクトは「走行距離が長く、需要量も大きい重量車(トラック等)」の脱炭素化に向けた取り組みで、既存車両を水素エンジン車に改造し、その実用性の確保と環境性・経済性の評価を行うもので、既存のディーゼルエンジン並みの出力の達成と同エンジンを搭載した車両製作が完了し、このたび、実用化を目指して富山県内において走行試験が開始されました。

2026年度の社会実装(販売開始)の達成に向け、大同メタル工業も自動車産業に携わる多くの企業と共に本プロジェクトにご協力させていただいており、このたび実証走行を開始した水素エンジントラックには、当社のすべり軸受が使用されています。