日常生活で時間やお金をかけてもいいと思うものについて、全国の18歳から25歳までの男女500人と、Z世代より上の26歳から59歳までの男女500人を対象にしたBIGLOBEの意識調査が実施された。調査の結果、Z世代は「趣味・娯楽」「食事」「勉強」に時間やお金をかけることを許容すると回答した。
また、タイムパフォーマンス(タイパ)やコストパフォーマンス(コスパ)に関しては、Z世代の半数以上が意識しているという結果に。具体的には、「タイパ」が56.2%、「コスパ」が69.2%と回答した。
さらに、動画配信サービスについても調査され、Z世代では約半数が定額支払いの動画配信サービスを利用していることがわかった。動画配信サービスを利用する理由について、91%の回答者が「好きな時間に見られるから」と回答した。
一方、日常生活でお金をかけずに楽しむものについては、「SNS」が約4割の回答を集めた。
BIGLOBEは「Z世代が、タイパやコスパを重視する傾向があることが明らかになった。趣味や娯楽にお金をかけることが許容される一方、SNSなどを利用して無償で楽しむことが好まれる傾向がある。これらの傾向に基づき、今後のサービス開発に反映していく」とコメントしている。
【調査結果詳細】
1. タイパ・コスパを意識しているZ世代は半数を超える
全国の18歳から25歳までのZ世代の男女500人に、「日常生活でタイパ・コスパを意識しているか」と質問したところ、「意識している/やや意識している」をあわせた回答は、「タイパ」が56.2%、「コスパ」が69.2%といずれも半数を超えた。
2. Z世代の約半数が定額支払いの動画配信サービスを利用
全国の18歳から25歳までのZ世代の男女500人とその他世代の男女500人に、「現在登録しているサブスク(の種類)」を複数回答で質問したところ、Z世代では「動画」と答えた人の割合は49%となり、約半数が登録しているという結果となった。
その他の世代では、一番多い「動画」でも31.8%で、「特になし」(=登録しているものはない)との回答が59.6%と約6割となった。
サブスクを登録している人(Z世代:318人、その他世代202人)にサブスクの月額金額を質問したところ、「1,000円未満」と回答した人が一番多く、Z世代では36.2%、その他世代では48.5%という結果となった。
3. 動画配信サービスを利用するのは「好きな時間に見られるから」
全国の18歳から25歳までのZ世代のうち、動画配信サービスのサブスク登録をしている245人にサービスを利用している理由を質問したところ、「好きな時間に見られるから」が「あてはまる/ややあてはまる」と回答した人の割合が91%となり、一番多い結果となった。
4. 時間をかけてもいいと思うもの、お金をかけてもいいと思うもの:
趣味・娯楽は各世代共通。Z世代は食事、勉強。その他世代は健康が多数
全国の18歳から25歳までのZ世代の男女500人とその他世代の男女500人に、「時間をかけてもいいと思うもの」「お金をかけてもいいもの」複数回答で質問したところ、両方とも一番多かった回答は「趣味・娯楽」だった。Z世代では、次いで「食事」「勉強」「健康」の順番に。その他世代は、「健康」と回答した人の割合が「趣味・娯楽」に次いで2番目の多さとなり、僅差で「食事」が続いた。
5. 日常生活でお金をかけずに楽しんでいるもの:
Z世代はSNSが約4割、その他世代はSNS以外のインターネットが約4割
全国の18歳から25歳までのZ世代の男女500人とその他世代の男女500人のうち、「日常生活でお金をかけずに楽しんでいるものがある」と回答した人(Z世代:211人、その他世代別:185人)にその内容を複数回答で質問したところ、Z世代はSNSが約4割、その他世代は「健康(散歩やランニング、家でストレッチなど)」と「SNS以外のインターネット」が約4割という回答となった。世代に関係なく、インターネットに関係するものが“お金をかけずに楽しめる”ものとなっていることが明らかとなった。
参考元:BIGLOBE プレスルーム
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