医療ビッグデータを用いた研究が推進されます
東京都世田谷区にある国立成育医療研究センターの小児慢性特定疾病情報室 盛一 享徳 室長と株式会社JMDCは、小児慢性特定疾病における“腎疾患”のマスターデータを作成し、研究者に対して無償提供を開始します。
レセプトデータを用いた研究を行う際には、対象となる疾患に該当する標準病名(複数存在)を膨大なレセプトデータの中から抜き出してまとめたデータ(病名マスタ)を作成する必要があります。この病名マスタは、作成・メンテナンスに非常に時間がかかることから、研究者にとって研究を進める上での課題の1つとなっていました。
今回、JMDCが有するレセプトデータのマスタ構築・運用ノウハウを用いて、小児慢性特定疾病の腎疾患における病名マスタを作成し、無償で一般に公開することで、研究者が研究に取り組みやすくなる環境を整備しました。公開サイト「Big Data For Children」(https://www.bigdataforchildren.jp/) で提供されます。
今後は、提供する病名マスタの疾患領域を広げていき、医療ビッグデータを用いた研究の推進に貢献していきたいと考えています。
參考元:@Press
Comments