東野圭吾氏が発起人の賞金総額日本一のスノーボード大会『SNOWBOARD MASTERS』が3月31日~4月2日の3日間、野沢温泉スキー場で開催され、大盛況のうちに無事終了した。東野氏は、大会直前の3月に記念すべき100冊目となる新作を刊行し、本日、さらなる記録を打ち立てたことを発表した。
それは、全著作の国内累計発行部数が1億7万7,380部(4月3日時点)に達したことである。これは電子書籍を含まない、国内で発行された「紙の書籍」のみの部数で、一冊平均100万部発行されている計算だ。さらに東野作品は海外でも幅広く翻訳されており、現在37の国と地域で出版中。その推定累計発行部数は、約6800万部。国内と国外を合わせると全作品の推定累計発行部数は1億6800万部を超える。
東アジア地域では、10年以上前から注目され数多くの熱心なファンに支持される人気作家であり、映像・舞台化などのメディアミックスもコロナ禍を経てなお、積極的に行われている。さらに近年では東南アジアでの部数も伸長中。そして日本人で初めて米国エドガー賞、英国ダガー賞、両賞にノミネートされた作家として欧米圏での評価も高まっている。
本日の発表にあたり、公式TwitterとInstagramでは記念動画と日本のトップスノーボーダーたちによるお祝い動画をアップ。今後は、各版元の担当編集者による作品紹介や読者からの感想ツイート募集、そして書店店頭での出版社の垣根を越えた「ありがとう! 東野圭吾1億部」フェアも実施予定。1億部達成を記念した楽しい企画が続々予定されている。
詳細は、Twitter 東野圭吾公式/ @higashinokeigo_ 、Instagram / @higashinokeigo_official で順次発表される。東野圭吾氏の益々の活躍にご注目いただきたい。
東野圭吾氏 コメント
日本推理作家協会の理事長をしていた頃、内田康夫さんの1億部突破記念パーティに出席させていただきました。あの時には夢の数字だと思っていましたが、まさかの到達に私自身が一番驚いています。多くの方々の支えがあってこその数字で、この場を借りて感謝したいです。もちろん最大の功労者は、私の物語世界に付き合ってくださる読者の皆様です。ありがとうございます。これからもがんばります。
「チーム東野」各出版社より一言コメント
【東野圭吾の感動エンターテインメント作品、『クスノキの番人』が待望の文庫化!】
『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続く、東野圭吾の感動エンターテインメント作品。
単行本刊行時には東野作品としては初めて多言語翻訳版が世界同時期刊行された話題作、『クスノキの番人』が待望の文庫化!2023年4月7日に実業之日本社文庫より発売予定です。
さらにTSUTAYAでは、TSUTAYA限定カバー版の発売も決定しました!
幻想的なスペシャルビジュアルバージョンです。
『クスノキの番人』書影(通常版)
『クスノキの番人』書影(TSUTAYA限定版)
先着順・なくなり次第終了となりますので、TSUTAYA店頭にてご予約をお待ちしております。
※通常版のカバー+TSUTAYA限定カバーのWカバー仕様となっております。
どうぞご期待ください!
(作品について)
その木に祈れば、願いが叶うと言われるのはなぜか
恩人の命令は、思いがけないものだった。
不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。
出版社 :実業之日本社文庫
サイズ/ページ:A6(文庫)判/496ページ
発売日 :2023年4月7日
定価 :990円(税込)
ISBN :978-4-408-55803-5
東野圭吾著作一覧
1985年『放課後』第31回江戸川乱歩賞受賞、デビュー。
1986年『卒業』
『白馬山荘殺人事件』
1987年『学生街の殺人』
『11文字の殺人』
1988年『魔球』
『ウインクで乾杯』(『香子の夢―コンパニオン殺人事件』より改題)
『浪花少年探偵団』
1989年『十字屋敷のピエロ』
『眠りの森』
『鳥人計画』
『殺人現場は雲の上』
『ブルータスの心臓』
1990年『探偵倶楽部』(『依頼人の娘』より改題)
『宿命』
『犯人のいない殺人の夜』
『仮面山荘殺人事件』
1991年『変身』
『回廊亭殺人事件』(『回廊亭の殺人』より改題)
『天使の耳』(『交通警察の夜』より改題)
1992年『ある閉ざされた雪の山荘で』
『美しき凶器』
1993年『同級生』
『分身』
『しのぶセンセにサヨナラ』(『浪花少年探偵団<2>』より改題)
1994年『怪しい人びと』
『むかし僕が死んだ家』
『虹を操る少年』
1995年『パラレルワールド・ラブストーリー』
『あの頃ぼくらはアホでした』
『怪笑小説』
『天空の蜂』
1996年『名探偵の掟』
『どちらかが彼女を殺した』
『毒笑小説』
『悪意』
『名探偵の呪縛』
1998年『探偵ガリレオ』
『秘密』(第52回日本推理作家協会賞〈長編部門〉受賞作)
1999年『私が彼を殺した』
『白夜行』
2000年『嘘をもうひとつだけ』
『予知夢』
2001年『片思い』
『超・殺人事件』(『超・殺人事件―推理作家の苦悩』より改題)
『サンタのおばさん』※
2002年『レイクサイド』
『時生』(『トキオ』より改題)
『ゲームの名は誘拐』
2003年『手紙』
『おれは非情勤』
『殺人の門』
2004年『幻夜』
『ちゃれんじ?』
『さまよう刃』
2005年『黒笑小説』
『容疑者Xの献身』
(第134回直木三十五賞、第6回本格ミステリ大賞〈小説部門〉受賞、エドガー賞長編賞候補作)
『さいえんす?』
2006年『夢はトリノをかけめぐる』
『赤い指』
『使命と魂のリミット』
2007年『たぶん最後の御挨拶』
『夜明けの街で』
『ダイイング・アイ』
2008年『流星の絆』(第43回新風賞受賞作)
『聖女の救済』
『ガリレオの苦悩』
2009年『パラドックス13』
『新参者』(CWAインターナショナル・ダガー賞最終候補)
2010年『カッコウの卵は誰のもの』
『プラチナデータ』
『白銀ジャック』
2011年『あの頃の誰か』
『麒麟の翼』
『真夏の方程式』
『マスカレード・ホテル』
2012年『歪笑小説』
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(第7回中央公論文芸賞受賞作)
『虚像の道化師』
『禁断の魔術』
2013年『夢幻花』(第26回柴田錬三郎賞受賞作)
『祈りの幕が下りる時』(第48回吉川英治文学賞受賞作)
『疾風ロンド』
2014年『虚ろな十字架』
『マスカレード・イブ』
2015年『ラプラスの魔女』
『禁断の魔術』
『人魚の眠る家』
2016年『危険なビーナス』
『恋のゴンドラ』
『雪煙チェイス』
2017年『素敵な日本人』
『マスカレード・ナイト』
2018年『魔力の胎動』
『沈黙のパレード』
2019年『希望の糸』
2020年『クスノキの番人』
『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』
2021年『白鳥とコウモリ』
『透明な螺旋』
2022年『マスカレード・ゲーム』
2023年『魔女と過ごした七日間』
※著作一覧には記載しましたが、共著である『サンタのおばさん』は著作100冊には入れておりません。
參考元:At Press
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