モノリスコーポレーション株式会社は、自社の取締役開発部長「仲松 信夫」と、グループ会社の株式会社川村工業代表取締役「川村 篤」が共同で、次世代型ロボット施工「開発チーム」を立ち上げ4月1日より始動したことを発表した。同社は、次世代型ロボット施工の開発に協賛してくださるスポンサー企業・団体・個人を募集している。
次世代型ロボット施工「開発チーム」の目的は、機械化による省人・省力化で重労働から職人を解放し、高齢化と若者の建設離れによる建設業の人手不足を解消することである。
次世代型ロボット施工とは、建設現場での土間や左官などの重労働をロボットに任せることで、職人の負担を軽減し、生産性や品質を向上させることを目指すプロジェクトである。モノリスコーポレーション株式会社の取締役開発部長であり、35年間土間・左官の職人として活躍してきた仲松 信夫氏と、グループ会社の株式会社川村工業代表取締役であり、ロボット技術に精通した川村 篤氏が、このプロジェクトのリーダーとして4月1日から活動を開始した。
彼らがこのプロジェクトに取り組む理由は、建設業界における人手不足や高齢化の問題を解決するためである。建設業界は、高度経済成長期に比べて10分の1にまで減少した土間・左官職人の高齢化や若者の建設離れにより、深刻な人材不足に直面している。これは、施主や材料メーカーにとっても大きなデメリットをもたらす。高齢化が生産性や品質の低下を招くだけでなく、発注金額の高騰や仕上がりの不良などのリスクも高まる。また、材料メーカーも、職人に依存した手仕事前提の材料生産では、市場の縮小や競争力の低下に直面する可能性がある。
そこで彼らは、長年現場で培った職人の技術や知識をロボットに移植することで、機械化による省人・省力化を実現しようと考えた。これにより、職人は重労働から解放されてより高度な作業に専念できるようになり、ロボットは一定の品質や速度で作業を行えるようになる。また、ロボットはデータを収集・分析することで、施工管理や品質管理なども効率化できる。さらに、ロボットは機械化対応の材料を使用することで、材料メーカーも新たな市場や価値を創出できる。
彼らは、この次世代型ロボット施工「開発チーム」を通じて、建設業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、職人の未来を拓くことを目指している。
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