「いよいよ本格始動」リングゲームズ、2025年をグローバル飛躍の元年に位置づけ

「いよいよ本格始動」リングゲームズ、2025年をグローバル飛躍の元年に位置づけ 娯楽

今年、アニメRPG『アビスディア』とIPベスのカジュアルゲムを相次いでリリス予定

アニメサブカルチャーRPG『アビスディア』を開発中のゲームスタジオ、リングゲームズ(代表取締役:アン・ジンホン)は、2025年を本格的な成長の幕開けと捉え、さらなる飛躍を目指す考えを示した。

リングゲームズは、2018年11月に日本のGoogle PlayとApp Storeで売上TOP10を達成した『キングスレイド』の主要開発陣が2019年に設立した企業である。

今年は、アニメサブカルチャーアクションRPG『アビスディア』に加え、グローバルIPを活用したカジュアルハイブリッドゲームを立て続けにリリースし、黒字転換と長期的な成長基盤の確立を目指す計画だ。

『アビスディア』は、古代遺物と魔導工学が入り混じる世界の果てで「調律師」として世界を救うアクションRPG。NHNによるパブリッシングのもと、今年下半期にまず日本でサービスを開始し、その後グローバル展開を図る予定である。

現在開発中の『Project M』(プロジェクト名)は、日本の人気ゲームIPをベースにしたモバイルカジュアルハイブリッドゲームで、現在パブリッシャー候補との交渉を進めながら、開発にも一層注力していると同社はコメントしている。

リングゲームズのアン・ジンホン代表は、「これまで準備を進めてきた2つのモバイルゲームが、今年いよいよ同時期にリリースできる見通しです。長年にわたり情熱を注いできた開発陣の努力が商業的な成果として花開くことを期待しています」とコメントした。さらに「今後もアニメキャラクターを主体としたARPGと、IPを活用したトレンドゲームを両軸(ツートラック)に据え、差別化されたコンテンツを持続的に発信していく」と語った。

同社は中長期的な成長戦略として、日本市場での成功を基盤に、中国、台湾・香港・マカオ、および東南アジア地域への進出を一層加速させる計画だ。すでに複数のパブリッシャーと交渉を進めており、最近経営陣が大規模ゲームイベント「台湾ゲームショウ(TGS)」を訪れたのも、その取り組みの一環だという。下半期には海外パブリッシャーとの協業が具体化される見通しである。

また、持続可能な成長を見据え、開発人員の拡充にも力を入れている。現在約40名の開発チームを2025年末までに55名規模へ拡大し、さらに上半期中にはシリーズA投資誘致(IR)活動を本格始動させる考えだ。アン・ジンホン代表は「専門家のコンサルティングや専任タスクフォースチーム(TFT)を活用し、万全の体制で成果を実現していきます」と抱負を語っている。

2025年をグローバル飛躍の元年と位置づけ、持続可能な事業競争力の確立と中長期的な成長を見据えるリングゲームズ。その取り組みがどのような成果をもたらすのか、業界内外から注目が集まっている。

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